@article{oai:ynu.repo.nii.ac.jp:00000652, author = {小村, 欣司}, journal = {横浜国立大学教育紀要}, month = {Oct}, note = {application/pdf, てんかんの意味と各種障害別にみられるてんかんの出現状況について文献による考察を試みた結果,てんかんの出現率は,障害種別に相違があり,特に次のような傾向がうかがえた。(1)一般の人の有病率は,これまで0.3~0.5%であったが少なくとも1.0~1.5%はあるものと考えられはじめた。(2)障害児のてんかん出現率は,一般の子供の場合より高かった。(3)性差による発病率は,一般に男性が高いとされているが,真性てんかんによる性差はないと考えられる。(4)障害児のてんかん出現率は,重症心身障害児施設が最も高く80%前後にみられた。学校種別では精神薄弱養護学校が最高で30~40%,聾学校が最低で2%に満たない出現率である。(5)特殊学級児のてんかん出現率は,10~20%であり,脳波異常を含めると20~30%と予想された。(6)普通学級在籍障害児より特殊学級在籍児の方がてんかん出現率が高かった。(7)自閉児のてんかん出現率は,20%程度,異常波出現率は5・60%あり,発症の時期が思春期を中心としていた。(8)脳性小児麻痺児のてんかん出現率は,12~86%の間にみられ,病型により頻度に差があった。(9)学習障害児のうち,てんかん性発作を含め70%の者に脳波異常がみられた。(10)学齢前におけるてんかんの初発発作出現率は,普通児より,特殊学級児や精神薄弱養護学校児の方が高かった。(11)特殊型精神薄弱児のてかん出現率は,ダウン症候群が最少で1.5%程度,結節性硬化症が最高で70%以上と考えられた。}, pages = {111--125}, title = {障害児のてんかん : 意味と出現頻度}, volume = {23}, year = {1983} }