WEKO3
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中学生の親子のコミュニケーションの実態と背景 : 中学校技術・家庭の新設「家庭生活」領域の「家族の生活」の題材設定に向けて
http://hdl.handle.net/10131/2400
http://hdl.handle.net/10131/24006f03de2d-7243-43c7-b553-baec0ed79808
名前 / ファイル | ライセンス | アクション |
---|---|---|
KJ00004473971.pdf (797.6 kB)
|
|
Item type | 紀要論文 / Departmental Bulletin Paper(1) | |||||
---|---|---|---|---|---|---|
公開日 | 2007-09-27 | |||||
タイトル | ||||||
タイトル | 中学生の親子のコミュニケーションの実態と背景 : 中学校技術・家庭の新設「家庭生活」領域の「家族の生活」の題材設定に向けて | |||||
言語 | ||||||
言語 | jpn | |||||
資源タイプ | ||||||
資源タイプ識別子 | http://purl.org/coar/resource_type/c_6501 | |||||
資源タイプ | departmental bulletin paper | |||||
著者 |
上野, 顕子
× 上野, 顕子× 鈴木, 敏子 |
|||||
著者(ヨミ) | ||||||
識別子Scheme | WEKO | |||||
識別子 | 5524 | |||||
姓名 | ウエノ, アキコ | |||||
著者(ヨミ) | ||||||
識別子Scheme | WEKO | |||||
識別子 | 5525 | |||||
姓名 | スズキ, トシコ | |||||
著者別名 | ||||||
識別子Scheme | WEKO | |||||
識別子 | 5526 | |||||
姓名 | Ueno, Akiko | |||||
著者別名 | ||||||
識別子Scheme | WEKO | |||||
識別子 | 5527 | |||||
姓名 | Suzuki, Toshiko | |||||
著者所属 | ||||||
清泉女学院中学高等学校教諭 | ||||||
著者所属 | ||||||
横浜国立大学教育学部 | ||||||
抄録 | ||||||
内容記述タイプ | Abstract | |||||
内容記述 | 本調査で,「家庭生活」領域を履修することになっている中学1年生の親とのコミュニケーションの実態と背景を探ったところ次のような結果が得られた。1.6割以上の生徒は,親を理解者としている。そして,父親よりも,母親を理解者としてとらえている。一方,約4割の生徒は,親を理解者ととらえていない。2.約半数の生徒は親と毎日コミュニケーションをとることを望ましいと考えているが,約4割の生徒は日常の親子のコミュニケーションに対して消極的である。3.実際のコミュニケーションについて,挨拶,共有行動,話し合いからみてみると,父親よりも,母親とコミュニケーションをよくとっていることが明らかになった。4.コミュニケーションのとり方には,性別,家族構成,きょうだいの人数,父の帰宅時間,母の職業の有無,子どもが週に習い事・塾へ通う日数,コミュニケーションに対する意識などが影響していることがわかった。以上の結果から,「家庭生活」領域における「家族関係」の扱い方を考えると,次の2つのポイントがあると思われる。第1は,第二次性徴期にいる中学生に,家族の題材を積極的に取り上げてみてはどうかということである。というのは,約4割の生徒は親を理解者としてとらえていない,また,約4割が親子のコミュニケーションは気が向いたときとればよい,特に必要ない,と考えているという結果が得られたが,それは,第二次性徴期に入った中学生が,親に反抗しつつ自立していこうとする姿のあらわれではないかと考えられる。だからといって,この段階の生徒に親子関係についての学習をさせることは難しいので題材設定をしないというのではなく,むしろ積極的に取り上げて,生徒自身に自分が第二次性徴期にいることを自覚させるとともに,そのような自分と親との関係が客観的にとらえられることこそ大人への第一歩であるということを考えさせてみてはどうだろうか。第2は,コミュニケーションのあり方は,現代社会に生きる家族員それぞれの生活や意識が一つの重要な要因となっていることが明らかになったことから,生徒が中学生という自分の発達段階や現代の家族の抱える問題を客観的にとらえられるようになることが必要であると考えられる。特に父子関係が母子関係より希薄になる要因に焦点を当てることによって,社会的な問題をとらえることができるだろう。それらを通して,自分にとって家族とは何か,家族と自分にとってのよりよい家族関係とは,ということを主体的に考える学習過程にしていけるのではないかと思われる。 | |||||
書誌情報 |
横浜国立大学教育紀要 巻 34, p. 95-106, 発行日 1994-10-31 |
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ISSN | ||||||
収録物識別子タイプ | ISSN | |||||
収録物識別子 | 05135656 | |||||
書誌レコードID | ||||||
収録物識別子タイプ | NCID | |||||
収録物識別子 | AN00246507 | |||||
フォーマット | ||||||
内容記述タイプ | Other | |||||
内容記述 | application/pdf | |||||
著者版フラグ | ||||||
出版タイプ | VoR | |||||
出版タイプResource | http://purl.org/coar/version/c_970fb48d4fbd8a85 | |||||
その他のタイトル | ||||||
その他のタイトル | Facts and Background Factors of Communication between Junior High School Students and Their Parents | |||||
出版者 | ||||||
出版者 | 横浜国立大学 |